第4章 我妻善逸
「ああああごめんごめんごめんほんとに!!」
善逸は黙りこくったと思ったら、立ち上がって、シャワールームの扉を物凄い勢いで開けてきた。
私は無力にも善逸の前に裸をあらわにすることになったが、今までと雰囲気の違う善逸に1歩も動けなくなっていた。
「もう俺、我慢できない」
ずぶ濡れの制服のまま善逸はシャワールームに押し入ってきて、私の手首を掴んだ。
「えっ、待ってぜんい…んんっ!」
善逸が唇を重ねてきた。
いくら胸板を押しても善逸はビクともしない。
ー舌が入ってきた…!
「んふ…ふぅ…んん」
キスだけで腰が砕けそうで、善逸につかまってないと立っていられなくなってきたところで、善逸が唇を離した。