第4章 我妻善逸
「ぎゃあああああああ〜〜〜!!」
シャワールームのすぐ側で善逸の悲鳴が聞こえた。
「なに?!どうしたの?!」
私は何事かと思い、思わず扉を開けてしまった。
すると、善逸が私の脱いだ服を見て腰を抜かしているかと思えば、鼻血を出した。
「は、ははははははははだかああああ」
「あ」
ー忘れてた…
私は自分が全裸なのを完全に忘れていて、遅れて恥ずかしさが込み上げてきた。
咄嗟にシャワーヘッドを掴むと、善逸に向かってシャワーを浴びせた。
「いやあああ見ないでぇぇぇぇ!!」
「ぶ、ぶばっ!がほ、ごほっ!じ、じぬ!!」