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ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】
第4章 我妻善逸
ザアァァァァ……
「嘘でしょ…雨降ってる」
ー傘忘れた…
私が玄関から出れずに絶望していると、善逸が1歩先に立って、傘を広げた。
「入りなよ、無いんでしょ」
濡れて帰るにも善逸の話をちゃんと聞けなくなるので、私は素直に相合傘に応じた。
「…ありがとう」
善逸がさす傘に入ると、肩と肩が触れ合う。
でも、その肩の位置は善逸のほうが高かった。
「あの…話なんだけどさ」
私は覚悟を決めた。いまさらなにを言われても傷つかないようにしよう。
「俺…彼女と別れたんだよね」
「え…?」
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