• テキストサイズ

ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第4章 我妻善逸


コーヒーをいれたマグカップを置いて、宇髄先生は真っ直ぐに私を見つめた。

「あいつらがずっと付き合ってるとも限らねぇけどさ、お前も新しい恋、見つけたらいいんじゃねぇの?」

「宇髄先生にしては妥当な意見で腹立つ…」

「そういうとこ我妻と似てんだよな」

私はキッと睨み返した。なぜ、そこで地雷を踏んでくるんだ。

「まぁ…いつかお前の中で解消される日が来ると思うわ、俺は」

宇髄先生は頭をボリボリかきながら、ラフにそう言い放った。

「どうしてもって言うなら、派手に奪ってやれ!」

「派手にって…」

ガハハと笑う宇髄先生につられて、私も笑ってしまった。

「おーし!じゃあそのタオルはもうやるから、気をつけて帰れ!」

「はい!ありがとうございました」

私は宇髄先生にお辞儀をして、美術室を出た。

ーいい先生だったな

美術室のドアを閉めて、前を向くと金髪の髪をもつ人が立っていた。

「善…逸?」
/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp