第20章 冨岡義勇
ーー日曜日
私はとあるラブホテルの一室で施術師を待っていた。
家まで迎えに来てもらったり、最寄りに車で来てくれたり出来るらしいが、知らない人の車に乗るのは抵抗があったので、私は先にラブホテルにいることにした。
とりあえずシャワーを浴びて、ガウン姿になり、適当にソファに座って施術師の人が来るのを待っていた。
ーうわぁ…ドキドキするなぁ…
はじめてのえっちなことに私は緊張もあったが、期待もあった。
どんな風にしてくれるのか、それが楽しみだった。
ピンポーン
部屋のチャイムが押され、コンコンと扉を叩く音がする。
ーあっ、来た!
「は、はーい!」
私は急いで扉に向かい、鍵を外して扉を開けた。
「お待たせしました」
「いえいえ!全然平気で、す…」