第19章 数学教師 不死川実弥②
ーー翌日
ー本当にこの電車でいいんだよね?
私はスカートの裾を引っ張りながら周りを見回してみる。
実弥の姿は見当たらない。
それどころか、人が多すぎて見つけられそうになかった。
「まもなく、当駅に到着いたします、黄色い点字ブロックまでお下がりください」
ちょうど通勤ラッシュを狙って実弥が時間指定をしたおかげで、駅に到着した電車は人がすし詰めにされていた。
私も後ろからぐいぐい押される形で電車にのりこみ、反対のしまっているドアに胸を押し付ける状態で止まった。
「っ……」
ーどうしよ、窓に擦れて乳首感じちゃう…
お仕置きも兼ねたこの痴漢プレイは、実弥の指示があった。
・ミニスカートで行くこと
・ノーブラで行くこと
・ほぼ紐の紐パンを履くこと
この3つが私に課された指示だった。
最後のは、本当はノーパンだと言われたけど、私が抵抗して抵抗しまくった結果、実弥がなぜか持っていたほぼ紐の紐パンに譲歩してもらった。