第2章 歴史教師 煉獄杏寿郎
私は煉獄先生を突き飛ばした。
煉獄先生は1歩だけ後ろにいくと、じっと私を見つめた。
「あの…やっぱりここって学校だし…生徒と教師だし…バレたら終わりだし…やめませんか」
体操服のすそを握って私はそう言った。
煉獄先生の顔が見られない。
「うむ…確かに、君の言うことは一理あるな」
煉獄先生はあっけらかんとしたいつもの声音になり、うーんと考える仕草をした。
良かった…やめてくれる。そう思って私が顔をあげると、それを待ってたかのように煉獄先生がキスをする。
「だから先生!!」
「いつもは元気っ子な笑顔の君だが、さっき…口付けをしたときにしおらしい顔をしていた」
煉獄先生が私の上の体操服の下に手を滑り込ませて腰を撫でてくる。