第2章 歴史教師 煉獄杏寿郎
「少し手伝ってもらおうか」
「て、手伝う…?」
「そうだ」
煉獄先生は私に壁ドンをして逃げ場をなくすと、途端に口付けをしてきた。
ますます頭が追いつかない。
ーえーっ?!?!キスするんだ!!よもやおじさん!!
しかも舌まで入ってきて口の中を掻き回される。
口が離れると、私はハッとした。
「先生!あの、だめです」
「なにがだ」
「私いま、汗臭いです」
自分は部活終わりでシャワーも浴びてないし、シーブリーズとかも使ってない。
それを言い訳に逃げたいのもあった。
「そんなの関係ないな。むしろ興奮する」
そう言った煉獄先生の顔にはよもやの面影はなかった。
煉獄先生は私のうなじに首をうずめて、舌で思いっきり首筋を舐めてくる。
「ひゃあっ!だから先生…!だめ!」