第2章 歴史教師 煉獄杏寿郎
「あっあの…す、すいません…」
私は煉獄先生はえっちなこととは無縁なんだろうなと勝手に思っていたのだ。
よもや!よもや!と言う姿を見て、よもやおじさんなんて呼んでたりしていた。
絶対童貞!とも思っていた。
だから学校で慰めているだなんて思いもよらなかった。
はやくここから離れないといけないということは分かるけど、足は動かない。
「…まさか窓から来るとはな…よもやだ」
ほら、よもやって言った。
「教師として不甲斐なし!!穴があったら入りたい!!」
くわっとまたあのいつものボイスで叫び出す。
「私…出ていくので…あの…誰にもいいませ「待ちなさい」
私の言葉を遮る。
後ろを振り返ると煉獄先生は立ち上がって、私のほうにじりじりと詰め寄っていた。