• テキストサイズ

ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第1章 美術教師 宇髄天元


「宇髄先生の、なんだ?」

ーご、誤魔化さないと!!

「ううう宇髄先生に似てる猫!!」

「猫?」

私の頭の中で猫が鳴いた。
咄嗟につく嘘が下手すぎる。
冷や汗がじんわりとにじむ。

「そうか!すごいキレイな猫なんだな!」

炭治郎はにっこり笑った。

ーよかった…誤魔化せたかな

「でもなんか…他にもなんかあるっていう感じの匂いがするんだが?」

炭治郎が器用に鼻を動かす。
ここでバレたら終わりだ。

「他?なんもないよ!あれかな、さっき香水かけたからかな?」

私は立ち上がって自分の席にかけた荷物を持った。

「じゃあね炭治郎!禰豆子ちゃんによろしく!」
/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp