第2章 歴史教師 煉獄杏寿郎
ーーー放課後
「ありがとうございました!」
部活が終わった。
今日は顧問の事情で早めに終わることが出来た。
「は〜〜〜もうへとへと〜〜」
「あはは、お疲れ様です!」
先輩はアクエリアスを飲みながら更衣室に向かった。
ーよし、私も着替えよう
すると足元に回収しそびれたバレーボールがあたった。
「倉庫に返さなきゃ」
私はボールを拾い上げて小走りで職員室に向かい、鍵を借りに行った。
「冨岡先生、倉庫の鍵を貸してください」
冨岡先生は机の端のフックから倉庫の鍵を私に渡した。
「綾川、煉獄先生を見かけなかったか」
「煉獄先生ですか?見かけてないです」
「もし見かけたら俺が呼んでいたと言ってくれ」
「わかりました!鍵、ありがとうございます!」