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ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第14章 【炎柱】煉獄杏寿郎


大きな手のひらでポンポンと頭を撫でると杏寿郎は私の部屋から出て行った。

ーなにやってるのよ!!私!!!

いくら恥ずかしいからってそんなふうにあしらっちゃダメでしょ!!
部屋を出ていく時の杏寿郎の寂しげに下げられた眉毛が忘れられない。
私は布団に潜り、もっと甘えられたら…と反省していた。
こんな恋人では飽きられてしまう。

ー今度はちゃんとうんって言うんだから…!

私はそのことを決意して眠りについた。
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