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ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】
第14章 【炎柱】煉獄杏寿郎
「よくお越しくださいました、どうぞこちらへ」
背の低い可愛らしいおばあちゃんが玄関を開けてくれて、招かれるようにして家に入る。
優しい藤の香りが鼻腔をくすぐり、安堵した気持ちになった。
「鬼狩り様!お風呂を沸かしておきましょうか?」
ぴょこりと小さな顔を部屋から出させて、子供が私に尋ねる。
「お願いしようかしら」
「任せてください!」
子供は部屋から飛び出して、着物の裾を紐でとめながらどこかに走り出した。
「ささ、湯を沸かしている内に夕餉をどうぞ」
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