第1章 美術教師 宇髄天元
カラカラカラ…
「さいっっってい!!だいっきらい!!消えろ!!」
ーなんか…飛んでき…た!!
「あでっ!!」
私は尻もちをついた。
私の横で何かが軽い音をたてている。
「パレット…?」
ドアを開けた瞬間にどうやらパレットが投げられていたようだ。
「もう知らない!!」
この間の女子生徒が出てきた。
「…っだーくそ、そこは派手じゃなくてもいいのによぉ」
先生がドアに手をかけて外をのぞいた。
「お?ようやく来たな、沙織」
「来ましたけど…今のは?」
「あ〜…なんつーかな、ん〜…ケジメ?」