• テキストサイズ

ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第9章 宇髄天元➕煉獄杏寿朗


「ありがとうございましたー」

どうにかこうにか歴史の授業は終わり、私はお弁当を食べようと思って、弁当箱片手に立ち上がった。

「歴史委員は君か?」

ずいっと煉獄先生の顔が鼻先一寸の距離まで縮まる。
私はそうです、と答える。

「ならば、放課後に資料室へ来てくれないか、明日に必要な資料を探すのを手伝って欲しいんだ」

「分かり、ました」

「ありがとう!!」

煉獄先生はそれだけを伝えると教室から出て行く。
入れ違いに入ってきた善逸は煉獄先生を睨みながら、私の方へと歩いてきた。

「なに?煉獄先生、パーソナルスペースおかしくない?」

「やっぱりそうだよね!」

「変なことされそうになったら逃げるんだよ!」

「されないって」

「分かんないよ!!あと宇髄の野郎も気をつけて!」

ー善逸は先生が絡むとめんどくさいなぁ…

はいはい、と私は生返事をしたが、そのことを私は後々後悔することとなる。
/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp