第8章 「The hole」宇髄天元
「ただいま…」
私はボロアパートの家の扉を開けた。
父は相変わらず丸いローテーブルにビールとタバコと灰皿をのせ、テレビは大体、夜になると野球の試合がついている。
私に見向きをする訳でもなく、父は私がまるでいないように平然と酒を飲んでいた。
もうそんなのには慣れっこな私は風呂場に向かい、すぐに寝ることにした。
制服を脱ぎ、宇髄先生からもらったネックレスを首から外して、父にバレないように脱いだものの間に挟んだ。
しばらくして、私は身体を洗い終わり、バスタオルを出して身体を拭いて、部屋着に着替えると父が入ってきた。
父はソコをビンビンにそり立たせて、私の前に仁王立ちしている。
「しゃぶれ」
私の頭を強引に掴んでしゃがみこませると、自分のモノを私の目の前に引き寄せた。
強烈な悪臭に私は思わず、眉をしかめる。
「あ?んだこれ」