• テキストサイズ

ノゾキはダメです!!【短編集】【鬼滅の刃】

第8章 「The hole」宇髄天元


「あははっ…先生はほんとに神様ですね!」

私は大声で笑いながら涙を流した。
こんなに幸福感で包まれたのはいつ以来なのだろう…

「あと、沙織に言いたいことがある」

宇髄先生はいつになく真剣な声音でそう言ってきた。
私は目じりに溜まった涙を指で拭いとる。

「卒業したら、一緒に住もう」

その言葉に私は思考回路を止めてしまった。

「そうすれば俺はお前といられるし、お前だってもうこんな傷を付けなくてよくなるだろ?」

「先生…!」

私は勢いよく宇髄先生に抱きついた。

「住みますっ、絶対に…!一緒に!」

宇髄先生は私に生きる希望を与えてくれて、さらに生きる理由まで与えてくれた。
私は宇髄先生の胸元から顔をあげると、待っていたかのように宇髄先生からのキスが降りかかった。

あたたかい貴方の、
/ 525ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp