第8章 「The hole」宇髄天元
握りつぶす勢いで揉まれてすごく痛い。
でも、抵抗すればまた切られる。
私は自分で唇を噛んで耐えるしかなかった。
「あっ、あっ、あっ…いいよ…沙織…」
父さんのモノが中に入っていた。
いつものことだ。
初めてのときは身を裂かれたような痛みに涙を流していたが、もう痛くなくなってしまった。
そして父さんは私の中で果てて、そのまま渡しにソレを咥えさせる。
私は何となく寝れなくて、自室の窓から月を眺めていた。
酷く汚れてしまった私。
叶えたい恋があっても叶わない。
いっそのこと月に消えてしまいたい。