第8章 「The hole」宇髄天元
「おせぇ!!」
そんなに時間かかったかなぁ
「ごめんなさい」
私はそう言って父さんの財布とタバコが入ったレジ袋を渡した。
「おい、財布は?」
酒臭い。酔ってる。
「レジ袋の中です」
「ねぇじゃねぇかよ!」
「ひっ、いたい…」
父さんは立ち上がって私の手首を荒々しく掴んだ。
壁際に寄せていかれて、逃げ場を無くされると、父さんは私の胸の着ていた部屋着をハサミで切り裂いた。
「悪い子には仕置きがいるよな?」
無力にも露わになった私の胸を下から強引に持ち上げて揉みしだく。