第1章 美術教師 宇髄天元
「あ、あああの!私、絶対に言わないので!冨岡先生とかに!だから安心してください!」
出来る限りの曇りなき眼で私は宇髄先生に訴えた。
ここで死にたくない!
すると先生は目をまんまるにすると急にふはっ、と笑いだした。
「ははっ!お前、面白いな!」
がはがは口を開けて先生が笑っている。
許されたのか許されてないのか分からないこの状況に私は混乱するばかりだ。
「いや、でも無理だな、信じらんねぇ」
「え、えぇ〜…」
絶望した。
これ以上にどうしろと…
私、指でも詰めさせられるのかな…
「わ、私!信じてもらうためなら土下座でもなんでもします!」