第1章 美術教師 宇髄天元
腕をグイッと引っ張られて無理やり宇髄先生の方を向かされる。
自分でも分かる。
ーいまめっちゃ顔赤い!!!
無理もない。
宇髄先生は本当にイケメンなのだ。
イケメンすぎる。
高身長で美形で白髪。
睫毛もなんでか長いし、、、
「お前が逃げてからこのプリント落ちてたんだわ」
ーそうだった!なんで私、安心してたんだろ、すっかり忘れてた!
「これが揺るぎない証拠だと俺は思うけどなぁ?」
顔が近づく。
鼻息がかかりそうな距離に後ずさりたくなったが、いつの間にか両手首をがっしりと掴まれていて抵抗出来ない。
「う…す、すいません…見ま、した…」
「おーおー、もっと粘ると思ってたけど素直なんだな」