第6章 時透無一郎
じんわりと先端から全身に甘い波が流れて、全身がずぶずぶとのまれていく。
「沙織ってここコリコリされるの好きでしょ?」
そう言って無一郎は私の先端を摘んで軽く持ち上げ、指でこねてみせる。
「んぅっ!」
無一郎の言葉通り、私はそうやって責められるとピリッとした電流が体に流れ込んできた。
さっきの涙とは違う涙が再び目尻に溜まってくる。
「こっちはどう?」
無一郎は私の下の体操服を脱がすと、下着も脱がそうとする。
「えっ、待って…それは恥ずかしいよ…」
「恥ずかしいって…でもさ、こんなんだったらもう1回履けなくなっちゃうけど」
「あっ!」
ぐち…という粘っこい水音とともに、無一郎の細い指がナカに侵入してくる。
私の弱い所をもう覚えている無一郎はその周辺を焦らすように指の腹で刺激してくる。