第6章 時透無一郎
無一郎の熱い舌が首筋を上につたってきて、耳にたどり着くと耳たぶを甘噛みし、耳の中を舐め始めた。
淫らな唾液の音に私は耐えられず、無一郎の肩を押して抵抗するが、全く効果はない。
「待って待って、ここ、保健室だよね…っあ、誰か来るよぉ…」
「大丈夫。鍵はかけたし、珠世先生は体育館にいて、愈史郎にはブロマイド握らせといた」
ー絶対大丈夫なやつやん…
思わず冷静になって関西弁が出てしまう。
「ねぇ、集中してる?」
「ひゃうっ!」
無一郎は私の耳に歯を立てて、強めの刺激を与えてくる。
耳への刺激が多くて気付かなかったが、知らぬ間に無一郎は私の体操服をめくっていて、ブラは丸見えだった。