第1章 美術教師 宇髄天元
「あーっしたー」
美術の授業は何も無く終わった。
ーよかった、身バレしてないんだ
私はホッと胸を撫で下ろし
「あ、綾川だけ残っといてくれ」
たかった
「…沙織?大丈夫?」
カナヲが青ざめている私に声をかける。
「だ、大丈夫」
「私も…残ろうか?」
カナヲの頭の上に💦こんなマークが飛んでいるのが見えそうだ。
私はカナヲの頭をぽんぽんと撫でた。
「大丈夫!1人でいけるよ」
「じゃあ先戻っとくね」
カナヲが美術室から出て行くと、とうとう2人きりになってしまった。
宇髄先生は奥をゴソゴソしているようだ。
「みっけみっけ」
宇髄先生は1枚のプリントを私につきつけた。