第5章 体育教師 冨岡義勇
愈史郎くんは私の言葉に耳を貸すはずがなく、保健室から出て行った。
「これならいいだろう」
「良くない!ダメっ…んん!」
冨岡先生が私に唇を重ね、一気に舌も滑り込ませてくる。
「んーっ!んん!!」
冨岡先生の胸元を叩いてみたり、足をバタバタしたりして抵抗するが、全く効果はない。
するとまた、手が忍び込んできた。
ーこうなったら奥の手を使うしか…!!
私は思いっきり冨岡先生の股の間、いわゆる股間に蹴りを入れた。
「っ?!」
さすがの冨岡先生もこれには面食らったのか、股間を両手でおさえて私を避けてベッドに倒れこんできた。
「もっ、もう!学校でしたらダメなんですからね!」
私はその隙に足早と保健室を出ていった。