第3章 .華と華の混沌
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ルフィ「飯だー!!!!」
ウソップ「宴だー!!!!」
チョッパー「乾杯だー!!!!」
...
なぜ今こんな状況にいるのか知りたい?
あのね、私自身も知りたい。
少し記憶を振り返ってみようか...。
部屋に戻ったは痛み止めを飲み、ゾロに一方的な約束した1時間という少ない時間を睡眠に使うことしてアラームをかけ、寝床に着き、そこから5分程で眠りについた。
そしてなんと、気が付いたら船の上に居た............だからとてもおかしな状況なのである。
目の前にはお酒が入っているだろう樽のジョッキで乾杯する麦わらの一味。
後ろを向けば柵の奥には小さな島が見える。
一体全体私の寝ていた間に何があったの!?
ナミ「あら起きたのね!おはよう、目覚めたら船の上なんて驚いちゃったでしょう?」
『いや、そりゃ当たり前でしょ。驚かない方がおかしいって。』
ナミ「にしては冷静ね」
『......驚きすぎてなのか、展開が分からなすぎてなのか、私自身が追いついていけてないだけ』
とりあえず喉が乾いたからお水を貰おうと思って口を開いた途端、目の前に透明な液体の入ったコップが現れた。いや、正確には差し出されたが正しいか。
金髪に煙草を咥えた特徴のある眉毛の男。
さっき船に来た時は居なかったはずだ。
サンジ「寝起きのレディは喉が渇いているかと思いましてお水を持ってきました」
なぜ喉が渇いたことが分かったのか、考えると少しキモい気もする(とてつもなく失礼)が気が利く人なのは理解できる。
『は、はぁ......ありがとう?』
コップを受け取ると、隣でナミが紹介をしてくれた。彼の名はサンジ、この船のコックをしているそうだ。
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