第2章 .金木犀と沈丁花
勢いで書いたものなので内容ごちゃごちゃ
本当にすみません!よろしければ読んで下さい!
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『オーヤジ!』
親父「んあ?なんだお前ぇか」
ノックも無しにドアを開け、顔を覗かせた私を怒ることなく手招きする親父。
初めはただの海賊の船長と女子高生だったが、それが今では父と娘そのもののようだ。
父親の存在を知り得ないにとって白ひげは特別な存在と化していた。
『親父、好きだよ』
そう言って親父の胸に飛び込んだ。
親父は大きな手で優しく頭を撫で始めた。
まるで割れ物を扱うかのように。
ああ、これが"父親"というものなのか...
今までどんなにこの愛を探し求めたことか。
味わうことの無いはずの愛を、18年後に与えられるなんて誰が想像できただろうか。
親父の暖かさに視界が歪んだ。
泣いているところなんて恥ずかしいから見られたくなくて、私は親父の胸に顔を埋めた。
親父「なんだァ今日は随分甘えただなァ」
グララと笑う親父の声が私はとても好きだ。
愛を与えてくれる親父が好きだ。
こんな私を娘と呼んでくれる父さんが好きだよ...。
だから、私の為にも長生きして欲しいんだ。
『......親父、お酒の匂い酷いよ。
また飲んでたんでしょ....姉様達に怒られるよ?』
親父「......」
いつもなら「俺から酒を取ったら何も残らねぇ」と反論する親父だったが、今日は何も反論することはしなかった。
代わりにの頭をより優しく撫でた。
きっと、親父は気づいてる。
ああ、恥ずかしいな...。
本当はこんなつもりじゃ無かったのに...。
『....長く生きてよ。
親父のこと大好きだから...
親父が居なきゃ嫌だから...』
ゆっくり埋めていた顔を上げた。
『お誕生日おめでとう、親父!』
笑った。
恥ずかしいけど涙なんて気にしてた方が恥ずかしい、そう思ったから溢れ出てくる涙なんて無視して万遍な笑みを親父に見せた。
愛してる
HappyBirthday
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