第2章 .金木犀と沈丁花
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ナミさんとロビンさんの後について行ったところは白ひげ海賊団にある自分の部屋よりも綺麗で女性らしい部屋だった。
正直に言えばショックを受けたんだよね!
え、何故かって??
海賊になってからというもの"女子力"というものが徐々に徐々に削られていっている気がする.......
男所帯に生まれた私はもともと女子力なんて少量しか持ち合わせてないのに、今は皆無と言っても過言じゃないかも......
ナミ「いつまでそんな所に突っ立ってるつもり~?
早くこっちに来てー!」
『あ、ごめんなさーい!』
無意識に止まってしまっていたので足を動かし、部屋の奥へと進めた。
ロビン「ふふ、何か目に止まるものでもあったのかしら?」
『あ~いや、女子力の高い部屋だなぁと思って、気がついたら足が止まってました!』
「あら、そう?」と返ってきた返答に『そうですよ!!』と強気で返してしまった。
仕方ない、本当の事だもん(。・ε・。`)←
整理整頓がされていて、塵一つ見当たることの無いだろう部屋に女性らしいものがちらほらと目に止まる。
これのどこが「そう?」ってなるのかな??自分の部屋を思い出すと本当に女子力の欠片も感じられないなって呆れる。
『私、女子力付け直しますわ』
ナミさんとロビンさんに頭の上に?が浮かべているが、私はそれを見ないふりをしひとり決意を固めた。
皆のところに戻るまでに"女子力"を付けること、
これをひとつの目標とすることを!!
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