第2章 .金木犀と沈丁花
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ルフィ「んお?ろくろくび?何だそりゃ」
目を丸くする麦わら帽子の轆轤首。
ロビン「確か首が非常に長くて伸び縮みが自由にできるワノ国に伝わる妖怪......と言う物だったかしら?」
ロビンさん平気なのねッ!!
いや、この船にいるってことは仲間なのか?
轆轤首があ?!
ワノ国ってあれよな?
イゾウの出身だったよね.....
あそこって本当に日本の文化そっくりだよなぁ~!
もうバクバクしてる心臓のために目の前の首の存在を認めないことに徹したであった。
畳とか着物とか、昔の日本文化だよなぁ。
イゾウとなら少しだけ価値観似てたもん、和食うめぇなとかねww
だからロビンさんには「合ってる」とも、「間違ってる」とも言えなくて、苦笑いを返した。
そんなことをしているとナミさんが首の伸びた部屋と別の扉から「早くこっちに荷物持ってきてー!!」と顔を出してきたのだ。
まだまだ手伝いは終わったわけじゃ無いらしい...。
『はーい!分かりましたー!』
自分ってなんでも屋だっけ??
いや、海賊よな。( ˙-˙ )
ロビン「じゃあ、あの部屋まで運んだらお仕事はこれでもう終わりだから頑張りましょう?」
うふふ、と微笑みかけてくれるロビンさんに消して負けたわけでは無いが、船上に置いた紙袋をもう一度持って部屋に向かった。
見なかったことにしたかったけど、結局あの人(?)は轆轤首だったの?
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