第2章 .金木犀と沈丁花
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麦わら帽子を被った骸骨の描かれたジョリーロジャーがはためく船上で、私は初めて
妖怪を見た。
ルフィ「よぉ!お前がって奴だな!!
さっきナミから聞いたぞ、
ナミたちの荷物持ってくれてありがとな!」
ん?
んン?
ンンン?!
『うぎゃぁぁああア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!
轆轤首ぃぃぃいいいいいいい!?!?』
驚いた拍子に手に持っていた紙袋をおとしてしまっまが、致し方ない。
これは私のせいではないのだ!
目の前に現れた轆轤首のせいなのだよ!?
サウザンドサニー号と言うらしい海賊船に乗って直ぐに麦わら帽子をかぶった"顔"が目の前に現れた。
呼吸と心が少し落ち着いてきたところで伸びた首を目で追ってみれば扉が開いているところで見切れていて、どうやら船内にまで続いているようだ。
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