第2章 .金木犀と沈丁花
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おば様「~お留守番ありがとうねぇ!」
『おかえりなさい、おば様!』
あの営業妨害の海賊野郎を相手にして約30分、ようやくおば様が地区会議から帰ってきた。
それも両手に華を連れて...。
『えっと、お客さん??』
おば様「そうそう!この子達洋服店を探してるって言うからアンタに案内頼もうかと思ってね、安くてお洒落なとこ連れてっておやりな!」
船置き場が北と東の間にあることから迷子になる客は多く、このお姉さん方もおそらくその類いだと思った。
こうしておば様が他所から来た客を拾ってくることは初めてのことではないから、そこの所に驚きはしなかったのだが......
どういうことでしょう
私が30分程相手するに苦労した海賊野郎に向かって柑橘系の華は指を指し驚いていて、気品な華は聖母マリア様のように微笑んでいるではないか!!
一体どんな関係なの?!?!
『ここここのお客さんとお知り合いですか?!』
動揺を隠せないまま華達に質問した。
ナミ「ええ、仲間よ!」
『うっそ?!じゃあお姉さん達も海賊~?!』
ロビン「そう海賊よ」
ナミ「それよりもゾロ!アンタよくここに辿り着けたわね」
こんな綺麗なお姉さん方が海賊なんて、
世も末ね( ˙ ཫ ˙ )
あ、ナース達は別だよ。あの人達は強くあれどもナースであるかわりはないから。
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