第1章 .万華鏡
.
前戦では1番隊と2番隊が暴れ回っていて、援護として16番隊が後ろで銃を構えぶっぱなしている。
隊を率いる隊長2人は現在敵船の内部にて戦闘中であった。
マルコ「おいエース!」
小型電伝虫を片手にマルコが敵を蹴散らしながらエースの場所まで飛んできた。
マルコ「イゾウからの通達でが独断で敵戦に乗り込んだらしいよい、見つけ次第の援護に回れ!」
エース「まじかよ...分かった!俺探しに行ってくる!」
敵に夢中なのか、が心配でたまらないのか、エースはマルコが言ったことの半分しか理解できていなかった。
マルコ「おい!見つけ次第ってッ......聞いちゃいねぇな」
親父はあまり戦闘してほしくないらしいがが戦闘に出ることを強く願ったため基本的には16番隊で活動し、その中でも援護射撃の方に回されていた。
今までも何度か独断で前戦に来たことはあったが今回は都合が悪い。どんどん天候が悪化して足場も滑りやすいし、船は荒波に揺られ始めた。
動物系は接近戦に強い能力ではあっても、こんな日に海にでも落されりゃ助けに行くことは不可能。だからマルコも応戦しながらのことを必死に探した。
マルコ「無事でいてくれよい」
.