第1章 .万華鏡
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今日は生憎の雨。
洗濯物は干せないし、昼寝をしに甲板へも出れない。だから憂鬱な一日だなぁ~なんて思いながら食堂で頬杖着いてパスタを食べてたのがついさっきのこと。
イゾウ「16番隊は他の隊を援護しろ!!」
「「「おぉぉぉぉ!!!」」」
そしてこれが今、どこぞの若手海賊団がうちの親父に喧嘩をふっかけてきたのだ。
なんで今日来るのよ?!こんな雨の日にわざわざ潰されに来るなんてご苦労さま~
...じゃないってのッ!!こっちだってこんな雨の戦闘苦労しかないわ!
太腿に装着してあるホルスターから銃を取りだし向かってくる敵に銃口を定め撃ちまくる。
だが中々上手く当たってはくれず何発か急所を外してしまったようだ。いつもみたいに上手くいかないのは天候のせいだろう、周りの16番隊も余裕そうな顔はひとつも見えない。
『チッ...イゾウ!こんな雨じゃ私の援護射撃なんて意味無い、前線の支援に行く!!』
イゾウ「おい!無茶するなッ!」
その会話を周りで聞いていた仲間から天気が荒れているから下手したら海に落ちるだのなんだの。
『あぁぁぁぁもううるさいッ!』
ガルゥゥゥゥ..._____
悪魔の実の力で狼の姿へと変えたはイゾウたちの声を耳にも入れず、威嚇の声をあげながら白鯨の船から敵戦へと飛びうつった。
敵「うおッびっくりしたじゃねぇか!こんのッ」
に向かってサーベルを振り回す敵の男。
獣化したのスピードは人間姿の何十倍、下っ端の攻撃は当たることは愚か、かすることもないだろう。
『_おめェらのせいで今日は最悪な日だよ!!_』
サーベルを持った敵の腕に噛みつき、これでもかと歯をくい込ませる。
最悪な日になった原因の半分は天気のせいでもあるのだが全てを敵のせいにしだした。敵が少し可哀想な気もするがこうでもしないと彼女の苛立ちは収まることを知らない。だって今の彼女は"獣"、そんなこといちいち考えている余裕なんて持ち合わせちゃいない。
『_喰いちぎってやるッッ!!_』
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