第1章 .万華鏡
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ナース室の奥の部屋、そこある二つの影。ワイングラスを片手にソファーに座るリゼとカナはいつもと少し違って見えた。
『リゼさん』
リゼ「あら、どうかした?」
カナ「!いや~んいつ見ても綺麗な肌ねぇ~食べちゃいたい♡」
『ちょっとやめてよカナさん、ララの変態っぷりが治ったと思ったらカナさんは酷くなるばかり!いい加減にしないと嫌うよ!?』
カナ「そんなぁ~...でも怒ったもかわいい♡」
もういいわ、諦めよ。
何言ってもこれは治ることを知らない。
『はぁ...本題なんだけど今日の風呂、男風呂借りることになったから』
リゼ「そう分かっ「ええ!?」...カーナー?」(黒笑)
カナ「えっあ、ごめんなさい!でもどうして急に?というかみんな許したの?!」
『あっちから誘ってきたし』
カナ「えぇぇぇぇ!?許していいのリゼ!!」
年頃の女の子よ!と叫ぶカナさん、この場合カナさんの言うことは正しいだろうがこの者たちにはそんな常識が伝わることは無い。
リゼ「あら、いいじゃない?体なんてタオルをつけてれば問題ないわ。それに大切な妹に手を出す兄なんかいたら私が直々に手を下すわ...その時は親父様に許可を取りに行かなきゃね!」
黒い笑みが増すリゼをカナは引きつった顔で見ていた。
『男風呂の方が広いし、久しぶりにゆっくり疲れとってくるわ』
カナ「の、逆上せたらちゃーんと!ナースを呼ぶのよ?!」
『逆上せないよう気をつけるってw』
男風呂に入る許可を貰い終えたは着替えを抱き男風呂へと向かった。
でもこの件に対してはカナさんが一番まともなこと言ってたかも...驚いたw
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