第1章 .万華鏡
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雲一つない晴れの続いたある日
『ねぇねぇ、ラクヨウ』
ラクヨウ「なんだよ」
『あんたのその頭、どうなってんの?』
することがなく暇だったは親父に似ている犬のステファンとオオヤマネコのコタツをつれて甲板で日向ぼっこをしていた
ラクヨウ「どうなってるったってよぉ...」
『別に寝て朝になって起きたらそんな頭になってましたってわけでもないんでしょ?』
「確かに寝癖じゃねェけど...」と言うラクヨウ
最近の不思議で仕方なかったことのひとつがみんなの髪型だった
エースにハルタ、ビスタにフォッサ辺りを普通とするなら、その他は個性的な髪型をしていると思える
それをちょうど近くで武器の手入れをしていたラクヨウに聞いてみたのだ
ラクヨウ「そんなって言うなよ!」
サッチ「そうだぜ、俺たちにゃァこだわりってもんがあんだ!」
『どっからわいてでた...』((引
サッチ「〜最近辛口すぎねぇ?
お兄ちゃん泣いちゃうよ?!」
ひとりメソメソと泣き始めたサッチを放って話を続けるとラクヨウ
『ラクヨウだけじゃないよ、そこにいるやつもそうだし、あとはマルコとかブレンハイムとかイゾウも個性的だよね』
ドレッドヘアーにリーゼント、パイナップルに辮髪、歌舞伎でよく見る女形......これを個性的と呼ばず何と呼ぶか
ラクヨウ「あぁー確かによく考えてみりゃ個性的な奴ばっかだなァ」
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