第6章 花火
すっ
「これは芥川くんにあげます」
渡されたのは黒のぬいぐるみ
(クマ···?可愛い)
「銀ちゃんは白のクマさんと···芥川くんが決めた髪飾りを渡そうね」
「天音」
「なぁに?」
「···僕。天音と歩けて嬉しい」
「よかった。···芥川くん」
「·····?」
「そろそろ花火が始まるよ」
指を指した上を見上げると
ドォン!!
ドォン!!
「ーーーー!」
そこに映るは、
暗い空に七色の光
きらきら
「花火って周りを明るく照らしてくれるから私は好きよ芥川くんは?」
「僕は。」
「うん」
「天音が··」
ドオオン!!
「·····」