第6章 花火
祭りの音がなる
僕には似合わない光
だけど
すっ
「はい芥川くん。冷たいからゆっくり食べてね」
「···ありがと」
天音から渡されたかき氷は青色
(天音と同じ色にした)
なんて言えない
ぱくっ
「ーー!」
「芥川くん?」
ぺっ
「つめたい」
「ゆっくりでいいからね(舌が青色だ。教えたらびっくりするかな?)」
人混みを歩く
「これ、銀に似合うかな?」
「可愛い髪飾りですね。よし、射的なら任せてください!」
(こんなに祭りが楽しいなんて知らなかった。)
僕はちょっとの間だけ目を瞑って次に開けたほんの数秒後····。
どっちゃり
「いやぁ取りすぎちゃったね」
「!?··天音!?」
「もう···降参ですぅうう···(泣)」