第3章 はじめてのかいわ
すっ
「中也さんから薬を頂いたから問題ない」
クスッ
「中也くんも芥川くんが大事なんですね」
「····いい」
「?」
「今は僕と2人···いらぬ緊張は解いてくれ」
「うん!」
ぱぁ
「!」
そこから歩き出す。
たわいもない会話をしながら
そして辿り着いたのは、
「付いたぞ」
「ここは···」
「僕が見つけた小さな湖だ、中也さんも太宰さんも知らない··もし、無いと思うが···寂しくなった時や不安な時はここに来ればいい···少ないが人間界の玩具もある」
「ここは、誰も見つけられない?」
「然り」
ぎゅっ
「ありがとう!ここは私と芥川くん2人だけの秘密基地にしよう!」
その時の天音は···
綺麗にわらっていた