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羅生門 -幸-

第3章 はじめてのかいわ




「?どうした龍」

「中也さん、ご心配かけました」

にぱっ
「気にするな!お前は鬼族なんだ家族だろ!」

「はい···(欲しかった言葉)」

「龍、天音と話してどうだった?」

「····優しい」

「そうか!(後で言わねーとな)」



ーーーーー······

すんすんすん
「匂う、におうよ」

「あの、太宰さん?」

すんすんすん····
「私以外の匂い··分かってる、天音には色んな種族がいる事を教えたし、会話もそれなりに必要··だけど」

むに
「太宰さん?」

「君の隣にいていいのは私、妖狐の長「太宰治さんの隣ですよね、可愛い人」


ぶわわっ
「んんん!」

「太宰さん?」

ふー、ふー···
「余りにも可愛くて···抑えが止まらない。お昼の続き···だめ?」


すすす··
「あの···」

「だいすき」
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