第6章 屋上で
屋上を後にし、輝と健、オレの3人で加藤って言う奴の所に向かった。
昨日と同様……
口ほどでもなく、直ぐに片付き真っ直ぐ医務室に向かった。
「…なんだよ、これ」
医務室の入口には、“外出中”の文字がかかれた札が置かれていた。
会いたくて来た結果がこれか?と思いつつ中に入った。
誰も居ない医務室…。
「………」
目的の鈴音が居ない。
だが、そのうち戻ってくる……。
オレは医務室のベットに寝転び目を閉じた。
「…きて!光政君!」
誰かが俺を呼ぶ声に目を開けた。するとそこにはオレの、顔を覗き込む鈴音。
「やっと、起きた!何しても起きないから死んでるのかと思った!あっ!でも息してたから生きてるよね!」
自分で言って自分で納得かよ!
やっぱ、おもしれー。
をからかうように腕を掴み……
「一緒に寝るか?」
と言ってみた。