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【WORST】小さな恋のうた R18

第6章 屋上で



「…そうだ、今の光政にはやることがある。だから……」


「すげーな、この弁当!」


輝の話を聞きながらオレは弁当を開けて中を見た。

中には、色とりどりな物が入っていて、まるで幼稚園児の弁当みたいだった。



オレは、箸で一番目に付いた物を取った。


「これってタコだよな?」

「………だろうな」

「オレさ、すげー気に入った!」

「タコがか?」

「タコもだけどよ、鈴音がさ!」


そう言いながらオレは、弁当を食べ始めた。


朝飯抜いたかいがあるってもんだ。母ちゃんにはこっぴどく怒られたけどよ…。


隣にいた輝は、溜め息混じりにオレを見ていた。






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