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【WORST】小さな恋のうた R18

第6章 屋上で


勢い良く開くドアをオレと輝は、振り向いた。



「ごめんなさい、遅くなって……」


ドアを開けるなりに謝り出す鈴音。隣に居た輝は、オレを見た。


「遅くねーよ。今着た所だから」

「そっか、なら良かった!光政君の隣にいるのは、小野君でしょ?」

「…あぁ」


おいおい、まさか……


「やっぱり!名簿見て調べだの!君のことっ!」


「…はぁ?」

「早く、皆のこと覚えたくて!」


やっぱりこのオチかよ。



いまいち、理解できない輝は、オレを見てきた。




「昨日、ここでコイツ助けた」

「そうなの!昨日ここで、光政君に助けてもらって…はいっ!これお礼のお弁当。美味しいかはわからないけど…」


そう言いながらオレに弁当を手渡した。それと同時に予鈴の鐘がなった。


「ごめん、急がなきゃ!もしよかったら小野君も食べてね!」



まるで小動物みてえーにちょこまか動いて居なくなった。



「光政…お前「さてと、弁当食って行くぞ!オレにはやることがあるだろ」


オレは、輝の言葉を遮り言った…。


輝が言いたいことは、直ぐにわかった。



今のオレにはやることが、ある……。








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