第6章 屋上で
次の日ーーー
「光政じゃねぇーか。今日も早ぇな」
「わりぃかよ!朝から来て」
「明日は、雨か?いや、槍か?」
「うるせぇよ!」
今日もまた大谷を小突きながら真っ直ぐ屋上に向かった。
「…おい、光政」
「なんだ、輝かよ」
「俺で悪いのか?それより昨日、一年の加藤ヤったのか?」
「…加藤?あぁ、あのふざけた奴か?頭きたからな」
そう言いながらベンチに寝転んだ。
「そいつが、他の一年を集めて光政をヤるって計画らしいぞ」
「そうか…。それなら話早いだろ。一年をまとめるには…」
「なんで、加藤とヤったんだ?」
「それは……」
ーーーーバタンッ!