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イケメン戦国~美しき乱世に舞う~

第4章 姫の日常




固まってると愛心が思い出したかのように言った。



「じゃあさ!外国でいい所とか...その......ないかな」

「確かに五百年後は外国なんて物騒だもんね...」

「......日本にはないものがたくさんある、ところかな」




目を閉じ答えた。
そのまんまだ。
この答えしか出ない。



そう、五百年後の外国しか知らないけど、今だって日本にはない綺麗なところとか色々あるから。




「ほう?それはどんな所だ?」

「そうですね......例えば」

と話し始めた。
世界から見れば日本なんてちっぽけだ。



でも日本にはないものが存在する。
だから魅了されるひとつなんだろう。


ただその為には危険は伴う。


それは仕方ない事だ。




なぜなら、たとえ、五百年後の日本が平和になったとしても、世界までが平和となるわけがない。
犯罪が無くならないのはそれが原因だろう。



誰かしらが悪意を持てば犯罪は起きるから。
そういう意味では平和ではないんだろうけど。




話し始めてから武将も紗和や愛心も目を輝かせていた。



拙い説明だけど...信長様は理解を直ぐにされた。
その事に愛心は驚いていたけれど。


思わずくすりと微笑むと怒られた。
ただ、この瞬間が続けばいいのにと思った。




「すごいね...そんなにあるんだ...」

「そりゃ、世界は広いからな」

「さっきから六花と光秀さんがからかってくるんだけどぉー」

「仕方ない、愛心はそういう運命だ」

「はぁ???聞き捨てならないんだけど!!!!」

「......愛心、なんかごめん?」




なぜか謝ってた。
いつもの癖だな。
仕方ない。



でも武将はもっと怖いのかと思った。
怖くないのかな...。




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