第1章 出会い
右手の爪が左腕にくい込んでいた
痕が青くなってる
体が震える あれ、こんなに寒かったっけ
いやいや、ちょっと待って!
今誰かに話しかけられた!!
振り向くと赤茶の髪をして、はつらつとした少年が赤みがかった目でこちらを覗いている
「こんばんは、すみません急に大きい声出しちゃって」
うーわぁ もう!ほんっっとに恥ずかしい!!
いつからいたの?!大丈夫って聞くってことは
叫んだのも聞こえてよね...
あああああ
「こんばんは!俺、竈門炭治郎って言います!」
そっと隣に座った彼は少々馴れ馴れしい気が...
完全に部屋に戻るタイミング逃した
はぁぁぁ...
「錦紫娜と言います」
もうダメだ
乗り切るしかない!
何話せばいいの?!もう無理!こういうの無理!