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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第17章 結び


「善逸!あともう少しだからちゃんと歩くんだ!」


「さすがに遠すぎる...誰だよ一日で行けるって言ったやつ!いや禰豆子ちゃん大丈夫だよ
禰豆子ちゃんのせいで疲れてるわけじゃないからね?!」


「禰豆子も善逸におぶられてないで自分でって...
善逸が離さないだけじゃないか!....」




......






「やっと着いた...」
錦家があった村は
時が止まっているようにも
動き出したようにも見えた
焼け跡からは小さな芽が生え
竹林が風を撫でている

「炭治郎、花」

「ありがとう カナヲも着いてきてくれて嬉しいよ」


カナヲが5輪の花を渡す
炭治郎は受け取った花を1輪ずつ並べた


「私も師匠も紫娜を好きだったから...」


「あれ? 1輪余った...?」
5輪用意したはずの花は目の前に供えた5輪で
無くなるはずなのに、
炭治郎はまだ1輪持っていた
よく見ると同じ白い花でも
1輪だけ種類が違う花だった





「炭治郎 ヤベぇ 雨降る」

「わ...わかった...
しばらく戻らないと雨宿りできるところがないから急がないと...走るぞ善逸!」

余った一輪の花を横に添えて六輪の花が咲いた




走り出す時ふと掠めた香りがあった
意外なことに不死川さんと椿の匂いだ






あぁだから花が1輪余ったのか



(完)



...................
長い間、読んでくださった方、応援してくださった方、本当にありがとうございました

最後、炭治郎達が村を訪れる前に実弥が訪れて
花のお供えをした時、ずっと竹藪の中から出なかった椿の存在をみつけ実弥に引き取られるという形にしました。
どうしても作品中で話をくっつけることができず力不足を実感しました😅
何がともあれ完結したのはアンケートにご協力頂いたり、読んでくださった、応援してくださった皆さんのおかげです!
改めて本当にありがとうございました
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