第5章 炎と柱と
渡り廊下を歩いていると悲鳴のような歓声のようなものが聞こえる
何事かと思って急いで駆けつけたら機能回復訓練をしているところだった
「...」
3人とも疲れ果て薬湯の匂いがする
「見学なされないのなら気が散るので他のところに行ってもらえますか?」
アオイさん絶対私の事嫌ってるでしょ
確かに椿のことで入り浸ってるのは悪いと思うけどさ...手伝いとかしてるじゃん!!
「私が代わりに相手してもいいですか?」
気分転換にとか言ってたけど、ただ本当は薬湯思いっきりかけてみたかっただけなんだけどね
バシャ
さっきよりも顔が暗くなってしまった3人を見ると心が強く痛い
ちょっとの好奇心を埋めるためだったのに
調子に乗ってしまった
「やっぱ紫娜は強いな〜」
ごめん炭治郎さん
とても楽しんでしまった
他の2人はすみっこで固まってる
ごめんなさい...うん...
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椿の名前をつけてから3日ほどたった
椿と私は炎柱様の所に伺うことになった
「ごめんください」
案内された部屋待っていると煉獄様がいらっしゃる
髪派手だな〜
言うて私も変わらないけど
「炎柱様、この度はお招きいただきありがとうございます」
顔が変わらない
変わってないよね
瞬きしてる?
あ、してるんだ 怖ッ