第4章 蝶と柱
父の遺書は読むことが怖かった
尊敬していた父上を自分が殺してしまったことがその原因だと思う
封を切ろうか迷っていると
日が昇った
トントン
部屋から入ってきた少女は神崎アオイという子で、機能回復訓練で絶対かけまいと思っていた薬湯を...
勢い余って...かけてしまった子だった...
謝りすぎてそれだけでもうチャラになるぐらい怒られた
「おはようございます!ご気分が優れないようですが薬出しますか?」
「もう平気です、ありがとうございます」
「おはようございます!紫娜!元気そうで良かった!無事だったか!」
炭治郎さんは自分のことよりも先に心配してくれるんだ
そこに善逸さんと伊之助さんが起きてきて無事な姿を見てほっとする
「紫娜ちゃぁん、足早すぎるんだよぉ
ついてけなくて焦って転んでもう酷かったんだよぉ」
もし私が炭治郎さんとか伊之助さんだったらめっちゃ怒ってただろうな...
「本当ににごめんなさい...反省してます...ってうん??」
右を見るとなんか縮こまった姿が...
待って、かわいい
そこに村田さんという方がいらして胡蝶様が現れると風のように去っていった
「どうですか 体の方は?」
「かなり良くなっています ありがとうございます」
「ではそろそろ機能回復訓練に入りましょうか」
3人?1人はわかんないけど、顔色が変わった
「そちらの紫娜さんはもう機能回復訓練を終えていますよ?」
急に話ふられてびっくりした
柱とかお偉いさん 本当すぐ話ふる
「簡単でしたよ」
3人の顔色がパッと明るくなった