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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】
第15章 しのぶれど
どのくらいすぎただろう
御館様方の額には汗が浮かんでいる
不意に誰かに呼ばれた気がした
『紫娜さん 聞こえますか?』
胸の中にある何かが崩れた音がした
『私は先にイキマス
きっとあなたが思うこと
全ては報われなくても
私は見ています』
『でも...!しのぶさん...!まって...!』
『あなたがまだコチラに来ないことを祈っています
カナヲたちをよろしくね』
いつも...いつも...
頬に緊張が走る訳でもなく
ただ緩るかに笑いの吐息がでる
いつも大切な人は急に居なくなる
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