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上手に笑えるようになりました【鬼滅の刃】

第15章 しのぶれど


いつの間にか襖を開けていた
いてもたってもいられなくて
どうしようもなくて

「おい!待て!紫娜 どこに行く!!」


「行かなきゃ...!ダメなんです!
届かないところで大切な人たちを失いたくない...!」


足が進むと不意に頭を地面に押し付けられた

「ッカハッ...!」


「お前がなぜここにいると思う!
あまね様がお前の気持ちを知りながらも
なぜここにやったと思う!
甘ったれるんじゃねェ!
次の世代をお前に託したんだろ

履き違えてんなら鬼殺なんてやめてしまえ!」



宇隨さんの手だった
背中には宇隨さんの片足が乗って下手に動けないようになっている


悔しかった

どうにもできない自分も
勝手に動いてしまった自分も



「.....すいませんでした
頭冷やします」



あまね様
私は次の世代を守るためにここにいます

だからどうか
私の大切な人をまだ連れていかないでください









この日ほど長く感じた夜はない
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